江口 彰 Laboratory

分野は、“教育” “映画” “まちづくり”。次世代への取組みを分かりやすく考えてみる。

新大学生へ「パソコンは持ち歩くもの」

Posted on | 1月 21, 2013 | 新大学生へ「パソコンは持ち歩くもの」 はコメントを受け付けていません。

 昨日センター試験が実施され、4月から大学生になるための本格的な受験シーズンになりました。ここ数年、大学生の生活スタイルもかなり変化して、大学・アルバイト・サークルだけの生活から、インターンシップ・留学・ボランティア・課外活動など変容してきて、より複雑になってきています。社会人になってから社内教育で育成される機会が失われつつあるなかで、かつてのスタイルで4年間を過ごしていると、かなり厳しい状況になってしまう可能性が高まっています。

 新1年生に毎年数十人に出会い、活動に加わる人もたくさんみてきましたが、一つ懸念していることが毎年起こります。それは手元にあるマシン(PC)が重たいということです。アクティブに活動しはじめると、だいたいの学生はパソコンを持ち歩くようになるのですが、大学1年生の初期に多くの大学生はA4サイズのノートパソコンを購入します。重量は3キロや4キロのものが主流で、持ち運びが不便なものばかり。これは大学生協や量販店が一人暮らしセットや、価格とスペックの費用対効果が優れていると勧められているためです。スペックがやや低くても、持ち歩いてどこでも使用するというモバイルの必要性を大学1年になる3〜4月に気がついてないために、大学入学してまもなく、しまった、と思う学生は少なからず多くいます。

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 プロジェクトや創作系の大学学部ではiPadなども使われている時代になりました。このような大学は購入時に持ち歩く特性を説明したりしますが、昔ながらの大学学部に入学した学生はアドバイスを受け、気がつく機会がありません。数年前よりも少なくなってきたようですが、それでもまだ多くの学生がA4サイズを購入します。

 家庭の環境に余裕のない状況が増えているときに、最初に購入するPCが持ち歩き困難であるのはたいへん残念な買い物です。買い替えるにしてもかなり厳しい人もいますので、4年間重量級のノートパソコンと一緒にいることがほとんどです。ですから、なるべくB5サイズ以下で2キロぐらいのものを購入するか、ウルトラブックをお勧めします。

 メールができ、ワード・エクセル・パワーポイントが搭載されていれば、当面は問題ないでしょう。留学やボランティア・課外活動等でも大活躍するでしょう。メールやOfficeのようなソフトを使いこなして社会人になるのは必須になってきている社会です。これらを鍛えられる場は、現在のところ大学の授業よりボランティアや課外活動などの状況に埋め込まれていることがほとんどです。毎日のように持ち歩いて使用頻度を増やし、充実した学生生活を送ってもらいたいと思います。

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